ボランティア活動等

現地支援活動報告 竜沢チーム

日にち:2016年6月28日〜29日

場所:熊本県大津町〜益城町〜熊本教務所〜熊本城〜順因寺

活動内容:家財の片付け、視察

 

去る6月28日〜29日、地震から発災後2ヶ月を過ぎた熊本県を訪れた。現地コーディネーターとして、熊本県山鹿町にある長隆寺住職、秋吉正道さんにお世話になりました。

秋吉さんは南阿蘇立野地区を中心に支援に走り回っている。立野地区には真宗のご門徒がたくさんいるのだ。また熊本地震発災後、秋吉さんの姪御さんが「南阿蘇よみがえり」というNPOを立ち上げている。その支援も秋吉さんはされている。

今回の現地支援活動は28日の一日のみとなった。雷鳴も轟くどしゃぶりの日となったが、まず午前中は興行寺さまへ伺った。本堂は瓦が落ち、後拝柱は傾いていた。組み木も外れたり、ずれたりしていた。堂内のお荘厳は外され、とても仏事を執行することはできない。たくさんの方がより集まる本堂に戻るのはいつになるのだろうか。

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次に「南阿蘇よみがえり」の拠点として借りた民家の清掃と片付けをした。まだブルーシートが屋根にかけられており、雨漏りもひどく、家財も雑然としていた。震災から二ヶ月も経つにもかかわらず、復旧には程遠い現実が目の前にあった。現地の支援者ですらこの状況である。焦りは禁物だが、でらボラにできることを探したいと思った。

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次に益城町などを視察しながら熊本市内へ向かった。震災の被害のある場所では、倒壊したままの家屋やブルーシートがかけられた家屋が予想以上にたくさんあり、震災後のままだった。また土砂崩れが各所で見られ、交通もまだ不便なままであった。また台風の季節を考えると、住民の不安が手に取るように感じられた。

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次に熊本教務所を訪れた。いつ崩れるか分からない状況だった本堂は、堂内は片付けられ、強固なワイヤーなどで補強され、関係者以外立ち入り禁止となっていた。このような安全の確保がなされ、6/24付にて「東本願寺熊本ボランティアセンター(KVC)」が立ち上げられた。センターの主任は7月中旬に就任とのことで、今は熊本教区駐在が担当していた。ふた部屋の宿泊所が割り当てられるとのことで、今後の全国からの支援の拠点となることを願うばかりである。

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その後、熊本城を視察した。報道で見られる通り、復興には程遠い。今にも崩れそうな櫓はどうするのだろうか。

最後に熊本市内のお寺に伺い、震災当初のお話を伺った。ライフラインが断たれた中での住職家族の生活や、近所の方の車での生活、それに耐えられなくなって本堂に避難したことなどをお聞きした。地域の中で、お寺を守る住職ご家族の姿に心が動かされた。

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熊本の被災状況は、現在報道ではほとんど流れなくなっている。しかし、予想以上に現地は震災直後のままである。特に家財の整理などの人的支援が求められている。また支援に走る現地の支援者へのフォローも大切だと感じた現地活動であった。

報告者:大河内真慈

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