ボランティア活動等

チーム寺田

「陸前高田で雪あかり居酒屋開店!」

日  時:2012年2月20日〜23日

訪問場所:岩手県陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町

活動参加者:大河内、寺田、鷲、北條義宣、滝

このたび、陸前高田市、横田中学校のグラウンドにある仮設住宅での炊き出しを中心に、大船渡、大槌町の元遺体安置所などのお参りをしながら、岩手県を訪れた。

今回のチームは黒田をリーダーとし、寺田、鷲、北條義宣、滝の五名での活動となった。また黒田の友人である太田氏(岩手県西和賀町在住の大谷派僧侶)を中心とした”チームにしわが”の面々と合同の活動であった。

まず21日の炊き出しのため、別院の厨房をお借りし、下ごしらえをした。

炊き出しの品目は、味噌煮込みうどん、どて煮、串カツ、おでん(大根、たまごなど)という名古屋名物を高田の方達に召し上がっていただいた。また北條くんから”義侠”という日本酒を紹介してもらい、またビール、お茶などの飲み物も持参した。

他のでらボラの仲間にも手伝っていただき下ごしらえを終え、午後9時に別院を出発し、高田を目指した。移動ではハイエースをレンタルし、5人と荷物を積み込んでの旅程となった。道中、雪がほとんどなかったことは幸いであった。

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チームにしわがからは雪を10tトラック一杯に積み込み、地元名物の雪あかり(バケツに雪を詰め込み、ひっくり返し、キャンドルを設置した雪灯篭)を作成した。横田中学校の生徒たちも体育の時間を割いて、雪あかり作りを手伝ってもらった。各仮設の部屋の玄関に、明かりの回廊ができ、寒空のもとの居酒屋に美しいイルミネーションを彩った。

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居酒屋は、太田氏が横田仮設以外の方々にも呼びかけたこともあり、非常に盛況であった。いや盛況を通り越し、急がし過ぎで、居酒屋開店の2時間ずっと、ナベとの格闘をし、接客や、仮設の方との語らいは出来なかったことが心残りであった。ともあれ行列が途絶えない2時間を終え、心地よい疲れとともに急ぎ撤収作業をし、今夜の宿へと向かった。

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チームにしわがの面々とともに打ち上げをし、いろいろ語り合った。今回の活動のもう一つの願いとして、地元を愛し、地域を盛り上げる活動を続けるチームにしわがのメンバーとの交流してほしいということがあった。彼らに熱く語ってもらったこともあり、でらボラのメンバーから「こんなに熱くエネルギッシュな若者がいる地域があるんだ」との声が聞かれたのは嬉しいことだった。

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22日になり、午前中は撤収の残りを片付け、各所、お参りに行くとこととなった。まず高田市民体育館へ行った。まだくしゃくしゃになった車やガレキが生々しい中、体育館もその惨状をとどめたまま現存していた。納棺師笹原氏たっての願いもあり、この場所でお参りすることとなった。

この体育館はもともと避難所指定されていた場所であった。震災後、100名を越える避難者で体育館は埋め尽くされていた。しかし予想を超える津波は体育館の天井まで達し、避難に駆けつけた市民の8割が、ここで命の落とすこととなったという悲しい出来事が起こったところである。

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僧侶7名、静かに手を合わせ、残った我々は何をしなければならないのか、何を引き継いでいくのか、いろいろな思いをいただき、読経した。

次に大船渡の佐藤妙子さんの自宅に立ちより、昼食をともにした。佐藤さんも元気な方であり、とても元気をいただいた。今後も私たちといろいろな活動をしていきたいと思った。

次に釜石市の紀州造林跡へ向かった。ここは元遺体安置所であったところである。ご遺体がなくなってから、施設は取り壊され、更地になっている。私が初めて訪れたご遺体安置所であり、以前、取り壊しの現場を見た時、とても複雑な思いであった。静まり返った冷たい空気の中、一時間あまり、ずっと棺の横でたたずむ少女の姿を私は忘れられない。材木置き場の冷たいコンクリートに並べられた、200あまりの棺の光景を忘れられない。大切な場所である。みなと一緒に心静かに読経をした。

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次に大槌町へ入り、NPO法人”ぐるっとおおつち”へ立ちより、おおちゃん人形400個を積み込んだ。来月の別院でのイベントで販売する予定である。

そしていよいよ帰路についた。花巻ではわんこそばで有名なお店を紹介してもらい、メンバーをねぎらって宴となった。食後、気を引き締めて名古屋を目指し、朝には別院へ到着した。

みな一様に疲れていたが、多くのことを経験し、充実した顔であった。まだもやもやしている気持ちはこれからゆっくりと消化し、今後の活動の糧にしたいと願い、今回の活動を終えた。

 

大河内真慈

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